投稿

オレンジゾーン再び

イメージ
イタリアで唯一のホワイトゾーンであったサルデーニャ州も、実効再生数が1.02となってしまったことをうけ、明日、3月22日からオレンジゾーンとなる。 復活祭までは、イタリア全土でイエローゾーンが中止のため、ホワイトゾーンからオレンジゾーンへ。 少なくとも復活祭翌日のパスクエッタまでの2週間、もしくは、次の見直しは、4月12日という説があり、3週間のオレンジゾーンとなる可能性もある。 ホワイトゾーンになってからは、サルデーニャ島に別荘を持っている人が続々と詰め掛け、港でのコントロール体制が整っていなかったため、コロナ検査を素通りしてサルデーニャに来る人が続出。 あわてて、サルデーニャ州知事は、別荘を持っている人の移動を禁止したりした。 カリアリ市長は、21の判断基準のうちの1つを満たさなかったために、オレンジゾーンになることに遺憾を表明したが、ホワイトゾーンの最中も、いくつかのコムーネで、変異株などによる感染爆発があり、市町村長の判断で、ロックダウンを行っているコムーネもあり、ワクチン接種が遅れているサルデーニャ州では、より注意深い措置の方が良いと個人的には思っている。 今は、コロナワクチン接種率が上がることをじっと待つしかない。 オレンジゾーンになることが発表されたのが、3月19日金曜日の20時頃。 すっかり復活祭までホワイトゾーンだと思っていたサルデーニャの人々は、あわてて、「最後の」自由を楽しむために、外出したり。 でも、土日は生憎の悪天候。標高300メートルの我が家では、なんとみぞれまじり。 オレンジゾーンではレストランなどは持ち帰りまたは、宅配のみの営業しかできないので、ホワイトゾーンになってから営業を始めた近所のピザ屋店主は、持ち帰りだけでは儲からないので、月曜日からはまた店を閉めると言っていた。 大量のピザ用の薪や食材を買ったのに、開けたり閉めたりで、もう疲れたと語った。 そのためか、オーダーしたピザは普段よりモッツアレラチーズが多めのようでした。 ギリギリ旬の、カルチョーフィもたっぷり。

サルデーニャ島の空港及び港でコロナウイルス検査開始

イメージ
3月8日より、サルデーニャ島の空港及び港で、サルデーニャ島に到着した人を対象にようやくコロナウイルスのコントロールが始まった。 出発の48時間前にネガティブであるという検査証明がある人とすでにワクチンを接種したという証明のある人以外は、空港や港で新型コロナウイルス簡易検査(タンポーネラピド)を行うこととなった。 サルデーニャ州は、このような空港及び港での検査を昨夏から行いたかったことなのだが、実現せず、結果として夏のバカンスシーズン後に新型コロナウイルス感染が拡大しまった要因の一つとなってしまった。 サルデーニャ州としては、島であるため、コントロールをしようと思えばできること、そして、人口の少なさも利用して、「サルデーニャモデル」を作りたいと意気込んでいるが、やはり、初日は港などでは、長時間待たされるなどの混乱があったようだ。 3月9日からは、簡易検査で陽性だった人には、PCR検査も行う。 本日3月9日のサルデーニャの地元紙、ラ・ヌオーヴァ・サルデーニャ電子版には、サルデーニャ島に着いたら何をすべきかという記事があった。 飛行機に搭乗前または、船に乗船前に、サルデーニャ州のwebページまたはアプリに登録をする。 出発48時間以内に、新型コロナウイルスで陰性であることを証明するもの、または、新型コロナウイルスワクチンを2回分接種したことを証明するものを到着空港または港で提示する。 この提示ができない場合の選択肢は3つ。 1.空港や港で新型コロナウイルス簡易検査(タンポーネラピド)を受ける 2.サルデーニャ島到着48時間以内に、自費で検査を行う 3.10日間自主隔離する 2番目と3番目はきちんと管理されているのかが個人的には疑問である。 3月6日と7日に行われた、サルディ・エ・シクーリ(サルデーニャ人と安全)と名づけられた集団スクリーニング検査では、カリアリ市でおよそ3万人が検査を受け、49人が陽性だった。陽性率は、0,16%と低く、トゥルッツ・カリアリ市長は、喜びの発表を自身のフェイスブック上で発表した。 現在のところイタリアで唯一の ホワイトゾーン であるサルデーニャ州。昨年の過ちを繰り返してほしくない。 写真は La Nuova Sardegna紙より

サルデーニャ州は今日からホワイトゾーン

イメージ
現在、イタリアでは、新型コロナウイルス拡大を抑制するために州別にレッドゾーン、オレンジゾーン、イエローゾーンに色分けをして、様々な制限を設けている。 レッドゾーンはほぼロックダウン、オレンジゾーンは、中程度のロックダウン、イエローゾーンは、州内であれば移動が自由であるが、飲食店は18時までの営業。 そのような中、サルデーニャ州は、今日からイタリアで初めて、そして唯一のホワイトゾーンの州となった。 ホワイトゾーンになるための規定である、1週間の感染者数が10万人あたり50人以下であることを満たしたことによる。 また、実効再生産数が、現在の時点0.68と、イタリアで最も低い州となっている。(イタリアの平均の実効再生産数は、現時点で0.98) ホワイトゾーンになると、イエローゾーンでは、飲食店は18時までの営業だが、レストランは、23時まで、バールは21時までの営業が認められる。 夜間外出禁止令も、イエローゾーンは、22時から5時までだが、ホワイトゾーンは23時半から5時までとなる。 変異ウイルス感染者が出たコムーネのうち、3つのコムーネでは、ロックダウンを行っているので、素直に嬉しいニュースとは受け止められない。 また、ソリーナスサルデーニャ州知事は、45日以内に、サルデーニャ州の16才以上の住民全てがコロナの予防注射を接種できるようにしたいと言っているが、どうなるのだろう。先週のニュースでは、サルデーニャ州は、配送されたコロナワクチンの接種率が2番目に低い州となっているなど、接種率は高くない。